全国高校ラグビーの南北北海道大会決勝が25日、北斗市運動公園で行われる。10年連続で南北海道大会決勝に進出し、4年ぶりの優勝を狙う函館ラサールは、4連覇がかかる札幌山の手との決戦に備え24日、7時間授業の後、同高グラウンドで約1時間半、練習を行った。
プロップ大倉永登(えいと、2年)は、父一直さん(48)が89、90、91年に函館稜北のメンバーとして南大会3連覇し、90、91年はNO8として花園に出場。名前の「えいと」は父のポジションと「永遠に登っていく」という願いを込めて付けられた。永登は、1年だった昨年、決勝で札幌山の手に敗れ、第3代表決定戦に勝ち、花園に出場。「今年こそは、父のように優勝して全国に行きたい」と、父子2代での南大会優勝を目標に掲げた。
今大会は無観客開催も、1回戦、準決勝の動画配信をチェックした父から「スクラムが高い。タックルも、もっと低くいけ」と厳しく指摘を受けている。「父のダメだしを聞くことで、悔しくて次こそやってやろうという気持ちになれる。今日の練習も、父のアドバイスを意識しながら取り組めた」と振り返った。
はね返された経験が、成長につながっている。1年で臨んだ昨年の全国大会は、長崎北陽台に14-69で敗れ「実際にスクラムを組んでみて、上には上がいると体感できた」。冬場に筋力トレと食トレを繰り返し、わずか2カ月で15キロ増量。104キロまで上げた。そこから少し絞り込み、現在は99キロ。「全国で負けたことが大きなモチベーションになったので、きつい筋トレも苦にならなかった」。努力の成果を、20度目の優勝を狙う王者札幌山の手にぶつける。
一直さんは90年の花園で2勝。祖父健治さん(70)も元ラグビー選手で、函館西3年時の68年福井国体にロックとして出場し、2勝を挙げ準優勝している。永登は「まずは北海道で優勝できるように。そして僕も、祖父や父のように全国での勝利を味わいたい」と、3代連続での全国勝利を思い描いた。【永野高輔】


