逆転五輪に燃える男たちのサバイバルが始まる。ノルディックスキー・ジャンプ・ワールドカップ(W杯)の下部大会コンチネンタル(C)杯遠征メンバーが下克上を狙っている。

渡部陸太(26=東京美装)はオリンピック(五輪)を諦めない。今夏海外遠征に派遣され、サマーグランプリ(GP)に初出場。個人3戦すべて20位以内で最高12位に入り、五輪代表選考の基準をクリアした。あとはW杯メンバーに昇格し、個人総合上位5人を目指すだけ。現W杯メンバーから後れは取るが、「今季は五輪だけを目標にやってきた。最後まで五輪出場を目指してやりきりたい」と目標を掲げ続ける。

昨季はHTB杯など国内3勝を挙げた。W杯出場経験がない26歳が、五輪代表争いに食い込んできた。冬の海外遠征は日大3年時の17年2月のユニバーシアード(カザフスタン)以来。札幌日大高の同期で五輪代表候補の佐藤幸椰(26=雪印メグミルク)とともに初の大舞台に立てるか。

◆ジャンプ男子の北京五輪代表への道 昨季と今季の世界選手権、W杯、サマーGPで(1)8位以内1度以上(2)10位以内2度以上(3)20位以内3度以上の成績を残した選手が選考対象。基準を満たした選手のうち今季W杯個人総合上位5人が代表となる。昨季からこの大会に出場していないC杯メンバーの二階堂の場合は、W杯メンバーに昇格し基準のクリアとW杯個人総合で日本勢上位5人に入る必要がある。代表は22年1月6日W杯終了時点で選ばれる。