女子シングルスで世界ランキング2位の山口茜(25、再春館製薬所)が、世界選手権に続く優勝で大会2連覇を遂げた。
男子シングルスの西本拳太(28、ジェイテクト)も格上選手を破って優勝。混合ダブルスの渡辺勇大(25)東野有紗(26)組(BIPROGY)は1-2で敗れ、準優勝に終わった。
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世界選手権女王の山口が貫禄勝ちだ。世界ランキング4位の安洗塋(韓国)に21-9、21-15で快勝。客席に向かって深くお辞儀をする大会覇者に、大きな拍手が送られた。「優勝できて良かったです」。2週連続で開催された国際大会を最高の結果で終え、安堵(あんど)した。
「限界まで自分のトップスピード、全力で行こうと思って。それが最後まで押し通せたところが一番良かった点かなと思います」。わずか38分。決勝とは思えないスピードで勝負を決めた。長いラリーも我慢を続け、無理をせずに着実に得点を重ねた。
絶好調の山口。理由は“楽しむこと”にある。「この2週間は、もちろん結果は重要でしたけど、あまり考えずにやれていた部分が大きかったと思う」。東京五輪金メダリストと対戦した準決勝では、最終ゲームに9-14と5点差をつけられたところから逆転した。「楽しんでやってやろう」。気持ちを切り替えたからこそつかんだ勝利だった。
今年3月の全英オープンでも初優勝。山口の勢いは止まらない。「練習自体も楽しみながら、チャレンジだったりもしていければいいかなと思います」。世界女王はこれからも挑戦し続ける。【竹本穂乃加】
○…世界21位の西本が、同6位の周天成(台湾)に競り勝ち、国際大会での初優勝を果たした。これまで決勝の舞台で何度も優勝を逃してきただけに、92分にわたる熱戦を制し「ほっとしました」。今大会は自信を持ってプレーし、準決勝、決勝と、世界トップ選手に打ち勝った。「やるべきことをやりきれたから勝ち切れた」。昨夏は東京五輪出場を逃したが「これからが全盛期」と言い、パリ五輪へ向けて進む。


