06年ロディック以来の地元米国男子の決勝進出を狙った世界26位のフランシス・ティアフォー(24=米国)が力尽きた。

同4位のアルカラス(スペイン)に7-6、3-6、1-6、7-6、3-6の5セットで敗退。しかし、4回戦で4大大会男子最多22回の優勝を誇るナダル(スペイン)、準々決勝で同11位のルブレフを破るなど、地元選手として、今大会の目玉となった。

ただ残念だったのは、主催者の地元びいき。試合後、ティアフォーは敗れたにもかかわらず、コート上でのインタビューに引っ張り出された。勝者のアルカラスには、先にティアフォーがインタビューを受けることが告げられ、勝者は待たされた。

ティアフォーのインタビューが終わると、今度はティアフォーがコートを去るまで、勝者アルカラスを待たす流れになった。しかし、さすがに間が持たず、敗者がコート上にいるにもかかわらず、勝者のインタビューが始まった。

今大会で引退の意向を示唆していた女子のセリーナ・ウィリアムズ(米国)への対応も、やり過ぎと批判を受けた。主催者は、試合開始前にセリーナの動画を流し、終了後も動画と、徹底的にセリーナの最後を盛り上げた。特に、試合前の動画は、対戦相手を待たせたり、異例の圧力をかけたりと、対戦相手への敬意がないと、不評を買った。

セリーナが敗れた試合でも、敗者であるセリーナのインタビューが優先され、勝者のトムリャノビッチ(オーストラリア)は待たされ続けた。会場はセリーナの言葉に感動し、興奮のるつぼに。その後、ようやく勝者は勝利インタビューを許され、勝ったことよりも、セリーナへの感想を求められていた。

◆全米オープンテニスは、8月29日から9月12日まで、WOWOWで全日生放送。WOWOWオンデマンドでも全コートでライブ配信される。