ノルディックスキー・ジャンプで22年北京オリンピック(五輪)金メダリストでワールドカップ(W杯)通算30勝を誇る小林陵侑(26)が、国内の競技レベルの底上げを誓った。
4日、シーズンの全日程を終えて羽田空港に帰国。改めて本年度から、8年間所属した土屋ホームを退社し、プロ転向することを自らの口で明かした。「日本チームの現状を考えるとやっぱり底上げが必要。選手1人1人の気持ちだったりとか、ここが見直していくタイミングだった」と力を込めた。
小林は3日、公式サイトなどでプロ転向を発表。自身が設立し、自らの愛称に由来する「チームROY(ロイ)」で活動するとしていた。今後については「やることは変わらない」としながらも、「チームの隔てなく、みんなでフラットにやっていきたい」と選手間の交流を密にし、競技レベルの向上を図る狙いを説明。また、地元でのイベントを計画し、裾野を広げていく構想を明かした。
土屋ホームでは「レジェンド」葛西紀明監督の指導を受け、18年平昌五輪に出場。北京五輪は個人ノーマルヒルで金、個人ラージヒルで銀メダルを手にした。22-23年シーズンは、世界選手権個人ラージヒルで銀メダルを獲得。W杯個人総合で5位につけていた。
今回の独立にあたり、師匠の葛西氏からは「巣立っていくんだな」と送り出されたという。レジェンドからの教えを胸に、ジャンプ界をけん引していく。【勝部晃多】


