7月の世界選手権(福岡)に出場する日本代表の比嘉もえ(15)、安永真白(23)組(井村ク)が、ブラックパンサー(クロヒョウ)へのこだわりを語った。
今季の演目のテーマとなっており、冒頭から脚技で世界観に引き込んだ。高難度のアクロバティックも組み込んでおり、21年東京オリンピックチーム代表の安永は振り返った。
「世界水泳前、最後の人の前での演技。悔しいと思うのが半分、良かったと思うのが半分ぐらいです」
2人で思いが一致したというテーマ。プールに飛び込む前の振り付けからこだわり、クロヒョウの顔が描かれた衣装は、22年世界選手権後に現役引退した細川朝香さん(22)がデザインを手がけたという。
今後も飾りをつけることで派手さは増す予定で、世界選手権に向け「『あっ、ヒョウだ!』と分かるようにしたい」と意気込んだ。
今季から新ルールが採用され、水中に上半身を沈めての脚技などの比重が高まる傾向にある。
今春に大阪・四天王寺高に入学し、父が元プロ野球・広島の寿光さん(42)という比嘉もアピールした。
「どうしても手の動作を減らさないと、難易度が取れないルール。前よりも少ない泳ぎの中で、ブラックパンサーを表現しているところに注目して見てほしいです」
7月の世界選手権は22年ぶりの国内開催となる。
安永が「メダルを目指して頑張りたい。格好いいクロヒョウを演じたい」と誓うと、比嘉も「日本で泳いで各クラブの選手、コーチの方が応援してくださった。恩返しというか、憧れられるような演技をして、メダルを獲得できるように頑張りたいです」と力強く言い切った。【松本航】


