21年12月の全日本選手権以来、約1年8カ月ぶりの復帰大会へ出場の白岩優奈(21=関大)が、フリーで86・13点をマークし、合計137・05点とした。久々の試合を終え「元気に滑っているとお伝えできたと思います」と笑顔でうなずいた。

15位となった13日のショートプログラム(SP)に続き、歓声を浴びてリンクイン。「The Mission」のゆったりとした曲調に乗せ、優雅に舞った。冒頭のルッツジャンプが1回転となり、その後も2本の3回転ジャンプで転倒となったが、後半は修正。「体力的に最後まで持ったので一安心」とホッとした表情で振り返った

白岩は北京オリンピック(五輪)シーズン序盤に右足痛を発症。全日本選手権を23位で終えた後、翌22-23年シーズンの休養を決断した。引退も視野に入れる中、祖母や家族からの「滑っている姿を見たい」「スケートが好きなままやめてほしいかな」という言葉もあり、完全に競技から退くのではなく、一時的に離れる選択をとった。

休養期間中は大学生活を楽しむ傍ら、アルバイトなどにも挑戦した。昨年12月から徐々にスケートへの思いが再燃し、3月から本格的に練習を再開。同11日には京都フィギュアスケートフェスティバルで約1年3カ月ぶりに演技も披露した。

次戦は全大阪選手権(26、27日、大阪府立臨海スポーツセンター)を予定している。「自分の弱さと向き合いながら、1つずつ前進していけたら」とこの先を見通した。

◆白岩優奈(しらいわ・ゆうな)2001年(平13)11月26日、京都府生まれ。06年トリノ五輪金メダルの荒川静香さんの演技を見たことをきっかけにスケートを始め、15年から全日本ジュニア選手権は2年連続2位、16年から2年連続で出場した世界ジュニア選手権は4位、5位。全日本選手権は15年5位、16年6位。京都両洋高を経て、20年に関大へ入学。趣味は映画観賞、写真撮影、読書、料理。