全国高校バスケットボール選手権(ウインターカップ)が23日、東京体育館などで開幕する。静岡県勢女子では浜松開誠館が、8年連続9度目の大舞台に挑む。

同日の初戦で慶進(山口)と対戦。順当に勝ち上がると24日の2回戦で、昨年女王の京都精華学園(京都1位)と対する。

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チームは県優勝後から、全国大会に向けて県での反省点を修正してきた。主将のPG井口姫愛(いのぐち・ひより、2年)は「県準決勝や決勝では自分たちが受け身になり、挑戦するプレーが少なかった」。決勝では気合の入った相手にリバウンドやルーズボールで圧倒された。練習ではゾーンプレスや留学生対策のダブルチームなどで精度を高めた。「準備はしっかりできてきた」と井口。個人目標には1試合15得点以上、アシスト2桁を掲げた。

大黒柱の1人、U-16女子日本代表のSF後藤音羽(2年)は、目標であるチーム初の4強入りを見据えて2回戦に照準を合わせた。昨年女王に「負け続けている。絶対に勝つつもりで練習してきた」。ベスト4に向け、チーム内の意識が高まっていると強調。日本代表の自覚を胸にチームをけん引するつもり。県決勝で出た自分たちの甘さを封印し、「プレーでも精神的にもチームを引っ張って得点を重ねたい」と話した。

最後の大会に臨む前主将のSF望月秋桜(あき、3年)は、初戦から気を抜かずに戦うと自身の肝に銘じた。「次に目を向けすぎると1回戦を落としかねない」。その上で迎える本年度の総体も制した難敵に「楽に勝てる相手ではない。守備やリバウンドで流れをもってこれるよう、個人としても3年生の意地を見せたい」と力を込めた。粘り強い守備に磨きをかけたチームが、タフな攻防を制して未踏の領域に突き進む。【倉橋徹也】