県勢女子の浜松開誠館(8年連続9度目出場)が、慶進(山口)に85-53と快勝し、6年連続の初戦突破を決めた。ハードな守備と全員攻撃で、一時最大38点差をつけた。男子では浜松学院(県2位、7年ぶり15度目)が正智深谷(埼玉1位)に72-87で敗れ、姿を消した。県王者の藤枝明誠(2年連続8度目)は、鳥羽(京都3位)に100-64と圧勝。悲願の日本一に向け、3大会連続の初戦勝ちで好発進した。2回戦の女子はきょう24日、男子はあす25日、東京体育館で行われる。【倉橋徹也】
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浜松開誠館が、危なげなく1回戦を勝利した。全員が外からのシュートを決められる強みを第1クオーター(Q)から発揮。このQだけで3点シュート5本を沈めた。開始17秒でSG前川桃花(1年)が外から3点ゴール。三重・四日市メリノール学院中の先輩で主将のPG井口姫愛(2年)の背中を追って入部した前川。ウインターカップデビュー戦で序盤からチームに勢いを与え「試合に出られない人もいるので責任をもって臨み、得点できてうれしい」と白い歯を見せた。
1Q残り4分まで17-1と相手攻撃を封じた。ただ2Qの立ち上がりでは守備がかみ合わず連続6失点。傷口を広げる前に三島正敬監督(48)はタイムアウトを要求。「リバウンドを取ってセカンドチャンスを狙おう」と話し、これに井口がこたえた。直後に3点ゴールで流れを奪還。井口は3点シュート計13本を放って6本を決める活躍。2回戦で「もっと決めないといけない」と笑顔を見せた。
17得点で3年生の意地を見せたのはC中老小雪(3年)だ。U-16女子日本代表のSF後藤音羽(2年)が思うように得点できず「彼女が調子の悪いときは私が点を取らないと」と発奮。前川にも刺激を受け、泥くさいプレーで後輩らを助けた。結果、相手に1度もリードを許さず、点差を広げ続けて白星をつかんだ。
きょうの2回戦では昨年女王の京都精華学園(京都1位)と対する。指揮官が「全力でやる。勝てると信じて、やってきたことをやりきる」と話せば、中老も「相手の隙を狙っていく」と闘志を燃やした。
◆テレビ放送 男子決勝は29日午後1時からテレビ朝日系で、女子決勝は28日正午からBS朝日でともに生放送


