22年北京五輪団体銅メダルの小松原美里(31)尊(32)夫婦組(倉敷FSC)が2年ぶり5度目の優勝を飾った。リズムダンス(RD)2位発進で迎えたFDは2位の107・50点で、合計178・39点。結成1季目の2位田中梓沙、西山真瑚組(オリエンタルバイオ)を1・96点差で振り切り、美里は「(21年大会の)オリンピック選考会とあまり変わらない緊張。お尻に火が付き続けていて『熱い、熱い』という感じです」と安堵(あんど)した。
負けられなかった。昨季まで頂点を競った村元哉中さん、高橋大輔さんが現役引退。入れ替わるように結成1季目のカップルが台頭した。西日本選手権では、よもやの3位。この日は大人の滑りを前面に出し、尊は「(多回転の片足ターン)ツイズルで回転が一緒にできたから『いける』と自分に言い聞かせていた」と極度の緊張を乗り越えた。
年が明ければ、国際大会への出場が見込まれるシーズン後半戦に入る。RDのダイアゴナル・ステップシークエンスに伸びしろを残し、美里は「点がグッと上がるように仕上げていきたい」。結成8季目の夫婦は、日本アイスダンス界の先頭を譲らない。【松本航】


