堂々たる存在感を発揮し、レオ様が主役を演じきった。アルバルク東京(A東京)に今季加入したレオナルド・メインデル(30)が来日最多26得点をマーク。東地区首位を走るチームを8連勝に導き、「個人ではなく、チームワークで取った得点。チームメートが良いパスを回してくれ、コーチ陣は良い戦術を用意してくれた。勝利につながってよかった」と、爽やかに振り返った。
51-47と4点差に詰め寄られた第3クオーター終盤。味方がタイムアウトを取った直後の勝負どころで、立て続けに得点を決めて流れを引き寄せた。身長201センチのオールラウンダーは、独特の間合いからの仕掛けで相手守備を翻弄(ほんろう)。6リバウンドと高さでも存在感を発揮した。
年が明けてから、これで6試合連続15得点以上をマーク。アドマイティス監督は「今日はレオ(メインデル)が当たっていた。チームにとてもフィットしている。土日に連続で試合が続く日本の日程にもよく対応している」と目を細める。
明るい性格のブラジル人。そのルックスも相まって、SNSでは「レオ様」のニックネームが定着しつつある。東京のお気に入りスポットは新宿や渋谷で、先日は新宿御苑を訪れたと笑顔。「オフのひとときにはカフェでコーヒーを飲んだり、日本の文化に触れたり。日本の人たちはみんな親切で、ホームタウンのように感じている」。クラブ公式サイトによれば、試合前のルーティンは「昼寝、コーヒー」。効果的な休息と母国名産でもあるコーヒー豆が、好プレーの源となっているようだ。
国際バスケットボール連盟によるブラジル男子の最新ランキングは12位。日本(26位)よりも格付けは上ながら、昨夏のワールドカップ(W杯)でのパリ五輪切符獲得はならなかった。そのW杯には、メインデルも母国代表として全5試合に出場した。
今年7月のパリ五輪世界最終予選を見据える中で、まずはA東京の一員としてBリーグ制覇を狙う。「来日前から耳にしていたように、Bリーグはレベルが高い。お客さんや会場の雰囲気も素晴らしい。この環境を僕はエンジョイしている」。パリ五輪での活躍も期待されるブラジル人プレーヤーが、東京の地で躍動している。【奥岡幹浩】


