3位につける東京サントリーサンゴリアス(東京SG)のプレーオフ(PO)進出決定は持ち越しとなった。

7位の静岡ブルーレヴズと31-31の引き分け。勝ち点2を追加し、合計50となった。

前半を14-7で折り返すと、後半1分にCTBイザヤ・プニバイ(23)がトライ。一時14点リードとしたが、反撃に出た静岡に逆転を許した。3点を追う36分にSO高本幹也(23)のPGで同点。田中澄憲監督(48)は「勝たなければいけないゲームだった。最後の最後まで、主導権を握り続けられなかった。前半、もう1~2フェイズ(攻撃を)重ねれば、相手が崩れている場面で簡単なミスをした。(得点に至らず)相手にモメンタム(=勢い)を取り返す機会を与えてしまった」と要因を分析した。

21日に試合を控える5位コベルコ神戸スティーラーズの結果次第で上位4チームのPO進出が決まり、優位な立場は変わらない。次節27日は拠点が同じ東芝ブレイブルーパス東京(BL東京)との「府中ダービー」を控えており、フッカー堀越康介主将(28)は「プライドをぶつけて、勝ちにいきたい」と誓った。【松本航】