女子で2季ぶりの頂点を目指す木下アビエル神奈川が、開幕戦を制した。
昨季優勝の日本生命レッドエルフに3-1で勝利。パリ五輪団体銀メダルの平野美宇(24)が第3試合のシングルスで白星を挙げ、張本美和(16=ともに木下グループ)はダブルスとシングルスの2勝で貢献した。
25年3月にかけて各チーム25試合を戦い、上位3チームがプレーオフ進出。チーム最年長の平野は、主将として合言葉の王座奪還を狙う。
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平野は悩んでいた。
五輪2大会連続銀メダル獲得から15日。再出発の一戦はTリーグ初陣で16歳の竹谷美涼に第1ゲーム(G)を奪われた。
第2Gも一時4-8。それでもコースを的確に突いて逆転し、11-9でもぎ取った。第3~4Gは地力で押し切り「底力には自信がある。最後まで信じてできました」と笑った。
個人の目標が定まらない。
パリ五輪への選考レースはシングルス代表切符を目指し、目標達成後は五輪メダルへ突き進んだ。その大舞台を終え「次の4年も同じようにやってしまうと、人としては卓球を終えた時に何もできない自分になってしまうのではないか」とよぎった。
五輪後に髪を明るく染め、気分転換もしたが「自分の中でテーマが定まっていない」と問いかけながらラケットを振った。
それでも勝った。
主将として「優勝したい」と誓い「この半年はTリーグも頑張りながら、自分がどういう卓球をしたいか探せる時間にしたい」。納得の結論を追い求める。【松本航】


