【ボストン=松本航、藤塚大輔】女子で66年ぶりの4連覇がかかる坂本花織(24=シスメックス)が、本番会場のTDガーデンで公式練習に臨んだ。

ショートプログラム(SP)の曲をかけた通し練習ではダブルアクセル(2回転半)、3回転ルッツ、フリップ-トーループの連続3回転ジャンプを着氷。フリーと比べて不安が大きいというが、ミスなく演技を通し「ちゃんとハマったのでホッとしています」と安堵(あんど)した。

今季前半は内容重視の姿勢を強調していたが、4連覇した昨年末の全日本選手権後に「挑んでいかないと、自分らしい滑りができない」と実感。結果に視線を向けることで本来の力が発揮できると思い知り「世界選手権でしっかり結果を残すことで次につながる。当初の目標のプラスアルファという感じで捉えられたら」と優勝を狙う。

今大会は来年2月のミラノ・コルティナ五輪の出場枠獲得もかかる。最大3枠を確保するには、上位2人の順位の合計が「13」以内となることが条件。2年連続出場の千葉百音(19=木下アカデミー)、22年北京五輪代表の樋口新葉(24=ノエビア)とともに挑む争いへ「みんながちゃんとやれば大丈夫。自分の中で安心感がある」と強い信頼感を口にした。

千葉はSPの曲かけ練習で全3本のジャンプを降りた。2月の4大陸選手権ではフリー前に胃腸炎の症状を発症した影響で6位にとどまったが、すぐに回復したといい「今は健康」と笑顔。7位だった1年前からの成長を示すべく「悔いのないようにやりきりたい」と力を込めた。

樋口もSPの曲をかけ練習で全3本のジャンプを着氷。3年ぶり4度目の大舞台では得点面に過度な意識を向けないといい「自分のベストを尽くせば結果はついてくる。考え過ぎないようにしたい」と自然体で挑む。

女子SPは27日午前1時5分(日本時間)から行われる。