3月の世界選手権銅メダルの千葉百音(20=木下グループ)は、ショートプログラム(SP)から順位を4つ上げて総合2位だった。

フリーは1位の131・84点で、合計192・44点を記録。3連続のコンビネーションはつけられなかったものの、その他は冒頭のフリップ-トーループの連続3回転など危なげなくまとめ切った。ジャンプミスが重なった失意のSPから巻き返し、「今日はショートのくよくよをどこかに投げ飛ばして、しっかり真っ向から演技することができた」と胸を張った。前日11日は、SP後に拠点とする宇治市の京都アイスアリーナに戻って練習。頭を切り替えてこの日のフリーを迎え、アップから「戦闘モード」とスイッチをオン。「ショートがだめな状態から追い上げるいいシチュエーションになった」と前向きに捉えた。

それでも、満足感は一切ない。フリーは後半に懸けて息切れし「昨季に比べて緊張した時の体力がまだまだということが、今回の最大の課題。迅速に対応しないといけない」とスタミナ強化を誓った。今季は26年ミラノ・コルティナ五輪(オリンピック)が最大目標。「試合を想定した緊張感を持って練習するっていうところは、自分で意識して感覚を作っていかないと訓練できない。そこは根詰めていきたいです」と、自身を厳しく律していく。【藤塚大輔】