レギュラーシーズン1位のコベルコ神戸スティーラーズ(神戸)が、計11トライの猛攻で初の決勝進出を決めた。同4位の東京サントリーサンゴリアス(東京SG)を69-23の大差で下した。立役者となったのは京都工学院(前・伏見工)出身のSH上村樹輝(かみむら・いつき)。29日に山口さんが亡くなった中、後半3分に追悼トライを決め、プレーヤー・オブ・ザ・マッチ(POM)にも選ばれた。「素直にうれしい。少しは良い報告ができるかな」とほほ笑んだ。

高校入学のきっかけは「スクール☆ウォーズ」を見たため。山口さんと関わる機会は少なかったが、高校時代には声をかけられることもあった。「当時は杖を突きながら歩いていたけど、グラウンドではオーラがあった。横一列になってボールをパスする練習では、最後に先生がトライを見せてくれた。とても感動した」。懸命に生きる姿に胸を打たれた。この日はただ1人、左腕に喪章をつけてプレー。「気合が入った」と躍動した。

神戸は前身のトップリーグを含めると、7季ぶりの日本一がかかる。6月7日の決勝へ「良い準備をして優勝するだけ。(山口さんも)見守ってくれていると思う。恩返しになるかは分からないけれど、日本一で締めくくりたい」と力を込めた。【藤塚大輔】

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