日本オリンピック委員会(JOC)の井上康生強化本部長兼名古屋アジア大会日本団長(48)が7日、競泳の本多灯(24=イトマン東進)が運転中の人身事故のため危険運転致傷の罪で起訴されて、自国でのアジア大会を辞退した件について、コメントを発表した。

「このたびの件により、お怪我をされた被害者の方に心よりお見舞い申し上げます。本件につきましては、日本水泳連盟から報告を受けております。本多選手が国際大会の代表を辞退することとなったことを重く受け止めております。TEAM JAPANに関わるすべての者が、社会からの信頼の上に競技活動が成り立っていることを常に自覚しなければなりません。

TEAM JAPAN団長として、また選手強化・育成を担う立場として、このことを改めて選手・関係者に徹底するとともに、教育・啓発の充実および再発防止に努め、国民の皆さまの信頼に応えられるTEAM JAPANであり続けられるよう取り組んでまいります」(全文)

日本水泳連盟は同日、本多の人身事故を公表。公式ホームページなどで「自家用車を運転中に人身事故を起こし、危険運転致傷の罪で起訴されていたこと、また、本件について本連盟への報告が発生及び起訴から相当期間を経た後となりましたことをご報告申し上げます」と報告していた。

報告を受けた後、事実関係を確認して慎重に協議検討を重ねた結果、水連は「本件の重大性に鑑み、我が国を代表して出場する国際総合競技大会の代表選手としての活動を継続することは適当ではないと判断し、本多選手本人とも協議のうえ、本多選手のパンパシフィック選手権及び第20回アジア競技大会への出場を取りやめることといたしました」と説明した。

事故の詳細については「被害者の方のプライバシー保護及び関係機関による手続きへの配慮から、公表を差し控えさせていただきます。今後、公表すべき事項が判明した場合には、改めてご報告を申し上げます」と理解を求め、最後に「本多選手には、本件を真摯に受け止め、被害者の方への誠実な対応を尽くし、社会からの信頼回復に向けて真摯に取り組むことを強く期待しております」と指摘した。