24年パリ五輪団体代表で世界ランク24位の篠塚大登(22=東都観光バス)が、同4位のフェリックス・ルブラン(19=フランス)を4-2(8-11、12-10、11-8、9-11、11-7、11-7)の逆転で撃破した。
パリ五輪シングルス銅メダルの格上を倒し、チャンピオンズでは自身初の4強に進出。6月のWTTスターコンテンダー・リュブリャナに続き、F・ルブランから連勝となった。「我慢強くできたのが今日の勝利につながったかなと思います」とうなずき、「前回は勢いで勝てたけど、今回は実力で勝つことができた。世界ランクの高い相手に、こういう大きな舞台で勝つことができて、大きな自信になりました」と手応えを示した。
快進撃のきっかけの1つとなったのが、5月の世界選手権団体戦。篠塚も代表として大会に同行したが、1次リーグから決勝までの9日間で1度も出場機会がなかった。張本智和、松島輝空、戸上隼輔の奮闘によって銀メダルをつかむ光景を、ベンチから目に焼き付けた。
「1試合も試合に出れなくて、実力が足りないんだなって。とても悔しい気持ちをして。その後はより一層、意識を高めて練習をしてきました。日本の強い3選手の中に混ざって、自分も出て、より活躍したい思いが一層強くなりました。世界トップレベルの試合を後ろからずっと見ていたので、必要なものも分かりました。それを自分の取り組みに変えています」
かつてはラリーで押される展開になると「ちょっとビビっていた」と、プレーも精神的にも後ろへ下がりがちだった。ただ、団体戦から1カ月後のWTTリュブリャナで「結構打ち合えるなと自分で体感できた」と実感。攻めの大切さをあらためて感じ、この日も引かずに押し切った。「最初から最後まで向かっていく気持ちを出した。100%を出せた」と成長を口にした。
9日の準決勝では、世界ランク29位のオ・ジュンソン(韓国)と対戦。勝てば、松島と張本の勝者との決勝へ進む。「全部を出し切りたい」と闘志を燃やしている。【藤塚大輔】


