バレーボール女子ブラジル代表主将で、東京五輪銀、パリ五輪銅の愛称「ガビ」ことガブリエラ・ギマラエス(32)が17日までに、自身のインスタグラムを更新。同国バレーボール連盟(CBV)の新たな出場資格規定を巡り、性転換手術を経て女子リーグに参戦するティファニー・アブレウ(41)への連帯を表明した。

ブラジルのスポーツメディア「ge」によると、CBVは14日、女子カテゴリーを原則として「生物学的女性」に限定する新規定を発表。2026-27年シーズンの国内リーグなどに出場する選手には、男性の性分化に関わる「SRY遺伝子」の検査で陰性を証明することを求めており、17-18年シーズンからプレーしてきたアブレウの今後に直接影響する内容となっている。

ガビは「誰があなたのそばで戦うのか。それは戦いそのもの以上に大切だ」と切り出し、「ティファニーの件がこの国で扱われている方法に、憤りと不快感を覚えている」と表明。規定変更が十分な説明や、シーズン中の選手への配慮を欠いたまま伝えられたと指摘し、「ティファニーという人間や、それが彼女の人生に与える影響を考えた人はいたのか」と問いかけた。 また、毎年6月のプライド月間にだけ虹を掲げる姿勢にも疑問を呈し、必要な時に誰が当事者のそばに立つのかと言及。「ティファニーは敬意を払われるべき一人の人間です」と結んだ。元ブラジル代表主将で五輪2大会金メダルのシェイラ・カストロもSNSでアブレウへの支持を表明している。