2季連続の決勝進出を果たした明大のSH福田健太主将(4年)は「目指しているのは12日(決勝)なので」と言い切った。19季ぶりに決勝に進出した昨季は帝京大に1点差の惜敗。今季のスローガンを「エクシード(超える)」に定めたのは、もちろん昨季を超える「優勝」のためだ。
苦しい試合だった。後半開始直後から早大に攻め込まれ、40回近い連続攻撃に耐えた。ボールを奪って逆襲に転じ、相手のペナルティーで得たチャンス。14-10と4点リードの場面だけに、PGで差を広げることもできた。しかし「スクラムで行きたかった」とFWリーダーのフランカー井上遼(4年)は話した。
スクラムを押し込み、フッカーの武井日向(3年)が飛び込んでトライ。ゴールも決まって11点と差を広げた。流れを一気に明大に呼び寄せた「明大らしい」スクラム選択。田中監督は「らしさを押しつけることはないけれど、自然と出ることはある。結果はどうでも、スクラムを選んだのはうれしかった」と話した。
その後もトライを奪い合い、最終的には4点差で早大の猛攻にあった。粘り強くしのいでノーサイド。31-27は先月の対抗戦で敗れたのと同スコア。トライ、ゴール、PG数も同じだった。まずは、早大にリベンジを果たした。
目標まで1勝。昨年敗れた帝京大は準決勝で姿を消したが、その帝京大を下した天理大が相手になる。田中監督は「どちらでも、明治のラグビーをするだけですから」と話した。目標はぶれずに「大学日本一」。実現のために、明大はただひたすらに「前へ」出る。



