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  インタビュー<日曜のヒロイン>
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第365回    中越典子  
2003.06.08付紙面より

中越典子
写真=撮影当日、初めて「こころ」を見た。(NHKの方、すいません)。見終わると、自然と朝シャンしている自分がそこにいた。思った以上に「こころちゃん、かわいい」。身だしなみを整え、いざ取材場所のNHKへ。途中、どんな写真を撮ろうか熟考した。一切れのケーキを、カメラに向かって差し出してもらうなんて、どうかな?それも「アーン」って言ってもらって。新聞を見ながら、思わず口を開いてしまうような写真で決まりだ!そこで関係者に意図を説明したが、「ダメです」の一言…。頭の中が真っ白になりながらも、インタビューカットを撮った。でも、次はケーキの写真撮らせてね。
(撮影・栗山尚久)

朝ドラ主役4浪なんの

 NHK朝のドラマ「こころ」のヒロイン中越典子(23)は苦労人だ。朝ドラのヒロインになりたくて、オーディションを受けること5回。4回連続して落ちたが、5回目の正直で約2000人の応募者の中から大役をつかんだ。中越は「苦労とは思ってません。中途半端にあきらめるのは悔しいから」と語る。演じるこころは明るく優しい女性だが、中越もこころと同じだった。4回の落選はこころを演じるための「試練」だったのかもしれない。


あきらめかけた

 大学受験でいえば、4浪もしていたことになる。NHK朝ドラのヒロインを目指し、4回連続で落ち続けたときの気分というのはどんなものだっただろう。

 中越 初めて受けて不合格と聞いたときはさすがにショックでした。事務所の人にも「ドラマにいろんな意図があって、(中越のキャラクターが)当てはまらないだけ」と慰められました。でも2回、3回、4回とオーディションを受けているうちに、落ちてもそう気にならなくなったんですよ。1日に2、3件のオーディションを週に4日くらいはこなしてましたから。苦労したという感覚もないんですよ。あきらめは早い方なんです。もちろん悔しい気持ちはあるけど「今はダメだったんだ」と、気持ちの切り替えができるようになりました。

 ドラマでは、東京・浅草を舞台に、さまざまな問題にぶつかっても「心意気、心意気」とつぶやきながら深く考えこまず、明るく元気なこころを演じている。悔しかったはずの思い出をひょうひょうと語る中越は、こころそのままの強いハートの持ち主のようだ。

 中越 でも、正直なところ5回目がだめだったらあきらめたかも。当時は一番仕事が少なかったから、自分の時間が増えて「あきらめようかな。向いていないのかな」とちょっぴり考えました。でも中途半端でやめるのは悔しいですから。

 同ドラマの関係者が、5回目の挑戦でヒロインを射止めた背景を解説してくれた。「こころは23歳の若さなのに苦労や悔しさを知っている。挫折を経験した中越がこころという役を演じる意味があった」と。4回の落選はムダではなかった。

 中越 気合と自分の個性を大事にしたことでしょうか。NHKだからといって白いワンピースを着て、女の子らしい清そなイメージをアピールする女の子が多いけど、私はあえてジーパンにTシャツだったり、ヒョウ柄だったり。逆にそれで目立てばいいかな、なんて考えたりして(笑い)。

 5回目の挑戦前には自慢のロングヘアを短く切った。「ここで頑張らないとやっていけない。このままじゃイヤだ」という思いがあった。  合格の知らせは情報漏れを防ぐため、「こころ」の制作発表当日、記者会見直前に故郷佐賀県の家族に報告した。母と2人の姉は電話口で号泣したという。


美大落ちモデル

 佐賀県の高校では芸術科の絵画コースを専攻。卒業後は美大を目指したが不合格。そのため、都内の専門学校でジュエリーデザインを学んだ。一方で、高校生の時からモデルの仕事にあこがれ、自分で写真を撮って応募したこともあった。芸能界に入るきっかけはファッション誌のモデルだった。

 中越 きれいな洋服を着て、きれいにメークしてこれでお金もらえるみたいなイメージでしたね。すごく楽しくて、変化できることに喜びを感じて、(モデルを)やってみようかと(現在の)事務所に応募したんです。

 モデルからスタートし、民放では情報番組のリポーターを1年9カ月務めた。ドラマにも出演したが、端役ばかりだった。リポーター時代は事前にリポートする予定の現場に下見に行くなど陰で努力した。それでも目立つ存在になれず、「いつかは」との思いを抱き続けた。

 中越 最初にドラマに出たとき、1行しかせりふがなかったんです。主役の人が輝いて見えて「ああなれたらいいな」と悔しさを感じました。逆に今は想像以上に大変で「今までの仕事は全然ちょろいもんだな」なんて(笑い)。でも、大変だから楽しいんだと思います。

 実は事務所に入る際に、歌もやりたいと申し出ていた。でも、今はそんな希望はないという。

 中越 いいです! 練習したらすぐノドが痛くなるし、すごく難しいことに気付いたんです。うまいかどうかというと普通だと思いますけど、カラオケにも興味はないし、向いていないことを自覚しました。

 現在、23歳。ドラマでこころが優作(仲村トオル)にのめり込んでいくように、熱い恋をしてもいい年齢だ。

 中越 理想の男性? いっぱいありますよ。優しくて、面白くて、すごく引っ張ってくれるタイプで、海外旅行に連れて行ってくれて、尊敬できる何かを持っている人。嫌いなのは冷たい人かな。小心者だからちょっとでも冷たくされると「あー、だめなんだ」と思っちゃうタイプなんです。


絶叫したい時も

 ドラマの収録が始まって約6カ月。うまく演じられずに落ち込むことも多いという。

 中越 モニターでチェックするたびに反省しています。納得がいかない演技ですごく落ち込むこともあります。でも、1日寝るとすっきり立ち直ります(笑い)。

 悩んでいると、共演する先輩俳優が親身になってアドバイスしてくれる。祖母役の岸惠子からは「そんなに落ち込まないでいいのよ」と励まされたこともあった。月曜から金曜日の最低5日間は収録やリハーサル。1日12時間が仕事に費やされる。

 中越 家族や友人が「今日は泣けた」「今日のこころは最高」なんてメールをくれます。うれしくて会いたくなるけど、会えないもどかしさや寂しさも感じています。「もういやだー」と絶叫したくなることもあります。でも明日は絶対にやってきます。怖気づけずいてなんていられません。

 大切な宝物は「家族」という。上京する前は親に反抗してばかりだった。美大受験も、「佐賀に残る」ことを願った両親から反対された。でも、今は佐賀に帰ると空港で父親と「ただいま」「お帰り ! 」と抱き合うこともあるという。

 中越 28歳で結婚して、35歳までに3人の子供を生みたいですね。私は3姉妹の末っ子でしたから。子供のころは一緒に住んでいた感覚だったけど、大人になってからは誰よりも親身になって心配してくれるし、何でも相談できる。家族は信頼できるありがたい存在ですから。

 朝ドラの収録終了まで残るは3カ月。念願のヒロインを演じているが、その後も女優として生き残るには、大変な努力を要する長い道が待っている。

 中越 将来は竹中直人さんが監督された映画「119」のように、地味だけど、見る人を元気にさせ、自然に楽しく、幸せな気分になるような芝居を、自然に演じられるような女優になりたいですね。

 「こころ」制作発表に後日談がある。直前にヒロイン合格を家族に報告したが、父は仕事場から出かけていて、連絡を取れなかった。会見では「大好きな父に、直接知らせることができなくて」と涙ぐんだ。

 中越 直後に、父は携帯電話を買ったんですよ。忙しくなる私といつも連絡が取れるようにって。それまでコードレス電話さえ使ったことがなかったのに。

 15日は「父の日」。携帯に「いつもありがとう」とこっそり電話するつもりだ。


周りの人に元気を与える人

 「こころ」で共演している勝俣州和(38) 中越さんは周りの人に元気をくれるんです。いろんな撮影現場がありますけど、彼女のいる現場は何か楽しいことがありそうな予感が漂います。こころが持つ元気がそのまま中越さんに乗り移っているんでしょう。中越さんが疲れていると、こっちが逆に元気を与えようというか、優しい気持ちになるんです。懐かしいというか、初めて会った気がしないんです。不思議な娘です。ご両親に愛されて育ったんでしょうね。人への思いやりや気配りもしっかりできる娘です。


 ◆「こころ」◆ いきで人情味あふれる東京・浅草を舞台に、明るく元気なヒロインこころが血のつながらない2人の子供を育てる青春子育て日記。共演は仲村トオル、岸惠子、伊藤蘭、寺尾聡、パパイヤ鈴木ら


 ◆中越典子(なかごし・のりこ) 本名同じ。1979年(昭和54年)12月31日、佐賀県生まれ。高校卒業後、上京し、98年にモデルとして芸能活動をスタート。00年、日本テレビ「ストレートニュース」でレギュラーを務め、フジテレビ「HERO」、テレビ朝日「トリック2」に出演。TBS「王様のブランチ」のリポーターも2年間務めた。趣味は音楽と映画鑑賞。特技は絵画とアクセサリーづくり。163 センチ 。血液型O。


(取材・中野由喜)

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