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  現代医学が明かす漢方の威力
 

【第7回】

ホルモンの分泌を促す当帰芍薬散

現代医学が明かす漢方の威力

痴呆の予防(1)

 漢方薬で、痴呆を予防できるのではないか。今、そんな期待が急速に高まっている。

 漢方でも、今は経験だけではなく、科学的な薬理作用の解明、つまりその働き方を明らかにしようという研究が進んでいる。その中から出てきたのが、痴呆の予防効果なのである。

 生薬学・植物薬品化学を専門とする昭和大薬学部の伊田喜光教授のグループの1人、鳥居塚和生先生によると、当帰芍薬散(とうきしゃくやくさん)も、期待される漢方薬のひとつだという。当帰芍薬散は、冷え症や貧血、排卵障害、更年期障害など、婦人科系の病気によく使われる漢方薬で、漢方的には血の滞りを改善する駆オ血剤とされている。

 「駆オ血作用に関しては、血液循環に関する研究から、当帰芍薬散が血小板や赤血球に作用してドロドロの血液を固まりにくくすることが分かっています。そこで、次に注目されたのが、痴呆に対する作用だったのです」(鳥居塚先生)。

 一般的には更年期を過ぎると、女性の方が痴呆の発症率が高くなるとされている。また更年期障害の治療にホルモン補充療法を行うと、更年期症状が治まるだけではなく、痴呆になりにくくなることが報告されている。

 つまり、女性ホルモンの低下と痴呆は密接な関係にあるらしいのだ。動物実験でも当帰芍薬散が排卵を促すこと、つまり卵巣だけに作用するのではなく、脳の中枢に作用して排卵を促進するホルモンの分泌を促すことが分かっている。

 こうしたさまざまな研究から、当帰芍薬散には痴呆を予防する効果もあるのではないか、と考えられるようになったのである。

 そこで、卵巣を摘出して人工的に更年期の状態にしたネズミを作り、研究が行われた。「こうすると女性ホルモンの分泌が低下し、一時的に記憶力が低下する」のだそうだ。このネズミに、当帰芍薬散を投与した結果、痴呆になりにくくする作用があることが分かったのである。

【ジャーナリスト 祢津加奈子】

血液循環

 帰芍薬散は、特に末梢の循環を改善する。オ血の強い人では血液の粘度が高まり、ドロドロの状態にあるが、当帰芍薬散は血小板や赤血球などに作用し、緩やかに血液粘度を低下させる、つまり血液をサラサラにする。
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