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  〜子どもたちが分からなくなった〜思春期外来は今
 

【第21回】

家族の相談で事態に変化

〜子どもたちが分からなくなった〜思春期外来は今

社会的ひきこもり(4)

 Y子は高校を中退して、しばらくコンビニでアルバイトをしていた。半年ほど前にレジでお客さんとトラブルがあったことから、バイトをやめ、以来自宅にひきこもっている。心配した両親はY子を医者に連れて行こうと誘ったが、Y子は返事をしないという。

 「本人が相談機関と最初からつながることはまずないです。家族が相談に行くことが、事態を変化させるきっかけになるので、ぜひ気軽に相談を」と話すのはひきこもりの相談を多く手掛けてきた国立精神・神経センター精神保健研究所(千葉県市川市)の伊藤順一郎医師だ。伊藤医師は「親が相談に行く時には、子どもに内証にせずに『あなたとどう付き合っていったらいいか私たち自身が知りたいから、相談に行ってくるね』と伝えましょう。出がけに一声かけるなど、しつこくならない程度に誘ってもいいですね」とアドバイスする。

 伊藤医師は、精神病など病的な問題がなくひきこもっている子どもは「何かの理由で人との関係をつくることを恐れている状態」であり、実は子どもはその関係性の回復を強く求めている状況だと指摘する。「コミュニケーションは会話だけではありません。ひきこもっている子を、腫れ物に触るように扱ったりせずに、ほかの家族と同じように接してください。例えば食事の後、お皿が洗ってあったら『洗っておいてくれてありがとうね』と一言かけたりとか、食事を一緒にとっていなくとも、食事に一言メモをつけたりなど、普通のかかわりを持ち続けようというメッセージには意味があると思います。『おはよう』や『おやすみ』『いただきます』といった言葉を家族間でも掛け合うといった、何気ない関係を大切にしてほしい」と助言する。

 「返事がなくとも、習慣になるまで続けてみるとお互いの不安な気持ちが減ってきます。何かを注意する時でも、頭ごなしにしからずに『お前の味方だ、応援するからこそ言うのだが…』と一言を添えましょう」。親が子を思う気持ちは「言葉にしなくても当たり前」と親は思いがちだが、人間関係につまずいた子どもの場合は、親の愛情に対しても疑心暗鬼になっていることが多い。「当然に思えることでも、人に言われてうれしい言葉って誰にもありますね」と伊藤医師はアドバイスする。

【ジャーナリスト 月崎時央】

相談の方法

 面接相談、電話相談、保健師やホームヘルパーによる家庭訪問、グループミーティング、デイケア、家族を対象にした学習会や家族会もある。まず保健所や保健センターに電話してみよう。
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