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  この病気にこの名医
 

【第90回】

マイトマイシンで成功率90%に

この病気にこの名医

緑内障の手術

 緑内障は、まずは点眼薬などを用いた薬物療法で眼圧をさげて、上手に眼圧をコントロールしていく。より良い薬の開発でそのコントロールがうまく行われるようになった。が、それでも薬物療法は限界に来るケースがある。薬物療法の次の段階で登場するのが「レーザー療法」である。

 緑内障でも急性発作に結びつく「閉塞隅角緑内障」では、カメラの絞りの役割をしている虹彩と水晶体が接触しやすいタイプの人がおり、このタイプは隅角といって房水の排出口がもともと狭くなっている。「レーザー虹彩切開術といって、水晶体と虹彩が密接して前へ房水が流れなくなっているのを、虹彩にレーザーで孔(あな)をあけて流れをつくるのです。バイパスです」というのは、緑内障の治療で知られる西鎌倉谷野内科眼科医院(神奈川県鎌倉市)の谷野富彦副院長(42)。

 一方、最も患者の多い正常眼圧緑内障を含む「開放隅角緑内障」は、房水の排出口部分が見た目は正常でも、微細な部分で排出がうまくいかないからである。「この場合はレーザー線維柱帯(せんいちゅうたい)形成術が行われます。房水をろ過する線維柱帯にレーザーを照射して詰まりを治すのです」。

 そして、最終段階が手術。閉塞隅角緑内障はレーザーでほとんどが治ってしまうが、開放隅角緑内障ではレーザーはけっして根本治療にはならない。

 開放隅角緑内障の手術は「線維柱帯切除術」。線維柱帯の一部を切除し、房水を結膜(白眼の部分)の下に流れ出るようにする。バイパスを作る手術である。「バイパスがふさがってしまうと元のもくあみです。線維芽細胞が増殖して流出路をふさがないように、手術時に抗がん剤のマイトマイシンをスポンジに含ませて流出路に置きます。そして、生理食塩水で洗い流すと細胞の増殖が抑えられて流出路が確保されます」。

 手術の成功率70%が、マイトマイシンを使うことで90%にまで上昇した。

 ▼線維柱帯 眼圧を一定に保ち、水晶体や角膜に栄養を届ける房水は毛様体で作られる。この房水が多く排出されるのが線維柱帯を通ってシュレム管から静脈へと流れる道。線維柱帯は房水をろ過する役割を担っている。

【ジャーナリスト 松井宏夫】

◆緑内障の名医◆

 ▽広島大学病院(広島市南区)眼科・三島弘教授
 ▽松江赤十字病院(島根県松江市)眼科・風間成泰部長
 ▽熊本大学医学部付属病院(熊本市)眼科・谷原秀信教授
 ▽琉球大学医学部付属病院(沖縄県西原町)眼科・沢口昭一教授
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