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ALPINE_SKIINGアルペンスキー

アルペン競技とは

欧州のアルプス山系を背景に発達したスキー競技。「スピード系」と呼ばれる滑降(ダウンヒル)とスーパー大回転(スーパーG)は滑走距離が長く、コブを飛ぶなど迫力が魅力。「技術系」の回転(スラローム)と大回転(ジャイアントスラローム)は急斜面での高度なターン技術が求められる。さらに滑降と回転1回を1日で競う複合があり、2018年平昌五輪から混合団体が加わった。

種目

男女滑降、回転、大回転、スーパー大回転、アルペン複合、
混合団体

競技の見どころ

冬季の花形種目。欧州では非常に人気が高く、冬季は毎週のように大会がテレビ中継されている。男子滑降では時速130キロ以上に達することもあるスピードと、その中でスキーを操るテクニックが魅力。100分の1秒単位で勝負を決する。わずかな滑走姿勢の乱れや、旗門通過時のミスがタイムに影響する。

ルール

個人種目はいずれも1人ずつ滑走。

【滑降】アルペンの中で最もコースが長く、スピードが速い競技。男子なら最高時速が140キロに達する。コースは全長約3キロ。最大斜度30度以上で、標高差は男子が800〜1100メートル、女子は500〜800メートル。コース途中には2、3カ所のジャンピングポイントも設けられている。1回の滑りで最速タイムを競う。

【スーパー大回転】滑降同様に高速で斜面を滑り降りながら、比較的大きなカーブを曲がることを要求される種目。1回の滑りで最速タイムを競う。88年カルガリー大会から正式種目となった。

【回転】旗門数が多く、細かいカーブを素早く正確に曲がることを要求される種目。男子は、標高差180〜220メートルで旗門数は55〜75。女子は標高差130〜180メートルで旗門数は45〜60。旗門の設定を変えたコースを1回ずつ、計2回滑り、合計タイムを競う。

【大回転】回転に次いで旗門数が多く、カーブを正確に曲がることを要求される種目。S字を描くように左右に振られる様々なカーブを組み合わせたコースを使用。旗門設定を変えたコースを1回ずつ、計2回滑り、合計タイムを競う。

【アルペン複合】1日で滑降(スーパー大回転)と回転を1回ずつ滑り、その合計タイムを競う。

【混合団体】1チーム男女2人ずつ計4人で構成。W杯国別ランキング上位16チームが出場し、1位vs16位、2位vs15位の順でトーナメント方式で対決する。1対1の対戦を4レース行い、3勝したチームの勝利。同点の場合は男女それぞれの最速タイムの合計で決める。

歴史

五輪には1936年ガルミッシュパルテンキルヘン大会から男女のアルペン複合が採用された。
日本選手は56年コルティナダンペッツォ大会の男子回転で猪谷千春が銀メダルを獲得。アルペン競技で欧州以外の選手が初めて獲得したメダルであり、日本初の冬季五輪メダリストでもあった。しかし以後、メダルを獲得した選手はいない。2006年トリノ大会の男子回転で皆川賢太郎は惜しくも4位だった。

▽日本勢の過去最高順位
【滑降】
男子 千葉信哉11位(88年カルガリー大会)
女子 川端絵美11位(92年アルベールビル大会)
【スーパー大回転】
男子 千葉信哉14位(88年カルガリー大会)
女子 川端絵美24位(88年カルガリー、94年リレハンメル大会)
【回転】
男子 猪谷千春銀メダル(56年コルティナダンペッツォ大会)
女子 岡崎恵美子13位(72年札幌大会)
【大回転】
男子 猪谷千春11位(56年コルティナダンペッツォ大会)
女子 沖津はる江22位(72年札幌大会)
【複合】
男子 石岡拓也9位(92年アルベールビル大会)
女子 川端絵美13位(92年アルベールビル大会)



SCHEDULE競技日程

競技 2022年2月
2 3 4 5 6 7 8 9 10 11 12 13 14 15 16 17 18 19 20
開会式、閉会式                 
フィギュアスケート       
アイスホッケー 
アルペンスキー        
カーリング
スキー距離         
ショートトラック             
スキージャンプ             
スケルトン                
スノーボード         
スピードスケート       
ノルディック複合                
バイアスロン         
フリースタイルスキー     
ボブスレー             
リュージュ             

※■は予選、はメダル確定日






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