昨年末のドーピング検査により陽性反応が出たROC(ロシア・オリンピック委員会)のカミラ・ワリエワ(15)が、82・16点で首位に立った。

ワリエワは昨年末のドーピング検査で陽性反応が出たものの、スポーツ仲裁裁判所(CAS)から個人戦出場を認める裁定が下された。国際オリンピック委員会(IOC)はワリエワが3位以内に入った場合はメダル授与式を実施しないと発表し、前代未聞の混乱が続いていた。

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首位のワリエワに続いて、ROCの2人も、メダル圏内につけた。シェルバコワは、3つのジャンプをまとめて80・20点で2位につけた。トルソワは冒頭の3回転半で転倒したが、その後は立て直して74・60点で4位。坂本が3位に入ったが、ROCによる表彰台独占も十分に視野に入る状態でフリーを迎える。