同一都市で初の夏冬両方開催となった北京冬季五輪の閉会式で、悲鳴と歓声が起きた。

開始されて55分ほど経過し、会場の大型スクリーンに今大会のハイライト映像が映し出された。歓喜、挑戦、友情などを感じる各国、各競技の選手の姿が短い間隔で映し出されていく。

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数人が経過したときだった。スローモーションで映し出されたのはフィギュアスケート男子の羽生結弦。フリーで挑んだ4回転半ジャンプの場面だった。果敢に挑む姿。着氷しながら転倒する場面が映ると、会場からは悲鳴が起きた。

ただ、映像はそこで終わらない。数分後に再び羽生の姿が映った。今度は成功したジャンプで歓声が起きた。

今大会は羽生の中国での人気ぶりが注目された大会でもあった。それを象徴する場面だった。

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