18年平昌五輪銅で2大会連続メダルを目指す日本代表のロコ・ソラーレが世界ランク3位の韓国と対戦し、5-10で敗れ4勝2敗となった。次戦は15日、英国と対戦する。


チーム     10
日 本×
韓 国×10

【カーリング】ロコ・ソラーレ5連勝ならず メガネ先輩率いる韓国に逆転負けで4勝2敗

【カーリング】韓国の「メガネ先輩」が早速トレンド入り、由来は「スラムダンク」

カーリング日本対韓国 試合前に、韓国の練習を見つめる藤沢(左から2人目)らロコ・ソラーレの選手たち(共同)
カーリング日本対韓国 試合前に、韓国の練習を見つめる藤沢(左から2人目)らロコ・ソラーレの選手たち(共同)

カーリング女子1次リーグ勝敗表 14日終了時点


国名スイ日本米国スウカナ英国韓国中国デンRO
1スイス51
2日本42
2米国42
2スウ42
5カナ33
5英国33
5韓国33
8中国24
8デン24
10RO06


◆試合経過

第1エンド(後攻は日本)

第5戦に続き有利の後攻からスタートした日本。韓国とのライバル対決はお互いに石をはじき出しハウスに石がたまらないクリーンな展開で進むが、スキップ藤沢が最終投でまさかのミス。「メガネ先輩」こと金ウンジョンの石がNO・1を獲得し、韓国がスチールに成功。0-1とした。


第2エンド(後攻は日本)

日本は後攻。互いに序盤に置いたガードを生かして、その裏に石を置いていく展開。サード吉田知の6投目は曲線を描いて回り込む「カム・アラウンド」に成功し、左側に置いたガードに隠れるように石を並べる。スキップ藤沢の最終投は韓国のNO・1をはじき出し、日本がNO・1、2を獲得。2点を奪い、2-1とした。

カーリング日本対韓国 第2エンド、韓国のショットを見守る藤沢(奥)(共同)
カーリング日本対韓国 第2エンド、韓国のショットを見守る藤沢(奥)(共同)
カーリング日本対韓国 第2エンド、スイープする吉田夕(手前)と吉田知(共同)
カーリング日本対韓国 第2エンド、スイープする吉田夕(手前)と吉田知(共同)

第3エンド(後攻は韓国)

先攻の日本。序盤はハウス内の12時方向(手前)に互いの石がたまっていく展開となったが、韓国セカンドの4投目でダブルテークアウトに成功し局面が変わる。スキップ藤沢の最終投は自分たちのNO1の石を押して、縦に並ぶような配置にする。難度の高いショットが求められる中、「メガネ先輩」こと金ウンジョンは最終投で注文どおりのダブルテークアウトに成功し、NO・1、2、3を獲得。3点を奪い、2-4とした。

カーリング日本対韓国 第3エンド、ショット後、厳しい表情の藤沢(共同)
カーリング日本対韓国 第3エンド、ショット後、厳しい表情の藤沢(共同)

第4エンド(後攻は日本)

後攻の日本。スキップ勝負を前に韓国にNO・1、2を握られる中で、藤沢の7投目は韓国のNO・1にピタッと付ける「フリーズ」に成功。ただ、最終投のドローショットがわずかに伸びてハウス中央からそれ、韓国がNO・1を獲得しスチールに成功。2-5とした。

第4エンド、ストーンの軌道を見つめる藤沢。奥は金(撮影・菅敏)
第4エンド、ストーンの軌道を見つめる藤沢。奥は金(撮影・菅敏)
日本対韓国 第4エンド、相手のストーンを弾き笑顔を見せる藤沢(右)。左は金(撮影・菅敏)
日本対韓国 第4エンド、相手のストーンを弾き笑顔を見せる藤沢(右)。左は金(撮影・菅敏)

第5エンド(後攻は日本)

後攻の日本。序盤にフリーガードゾーンに石を置いていくと、セカンドの鈴木が見せる。鈴木の3投目で韓国の石を3個はじき出すダブルテークアウトに成功し、局面を変えていく。サードの吉田知も続き、6投目で置かれている石に当て自分の石を止める「ヒット・アンド・ロール」に成功。その後スキップ藤沢が最後の石でテークアウトに成功。相手の石をはじき、NO・1、2を獲得。2点を上げ4-5とし前半を終える。

日本対韓国 第5エンド、2点を返し笑顔を見せる、左から吉田夕、吉田知、藤沢(撮影・足立雅史)
日本対韓国 第5エンド、2点を返し笑顔を見せる、左から吉田夕、吉田知、藤沢(撮影・足立雅史)
カーリング日本対韓国 第5エンド、対戦する韓国の金(左)と藤沢(共同)
カーリング日本対韓国 第5エンド、対戦する韓国の金(左)と藤沢(共同)
カーリング日本対韓国 第5エンド、試合を見つめる藤沢(奥左)と吉田知(同右)(共同)
カーリング日本対韓国 第5エンド、試合を見つめる藤沢(奥左)と吉田知(同右)(共同)
カーリング日本対韓国 第5エンド、ショットの行方を見つめる藤沢。左は吉田夕、右は鈴木(共同)
カーリング日本対韓国 第5エンド、ショットの行方を見つめる藤沢。左は吉田夕、右は鈴木(共同)

もぐもぐタイム

【カーリング】もぐもぐタイム第6弾はチョコバー? 第5エンドを終えて韓国に1点ビハインド

試合の合間に栄養補給をするロコ・ソラーレの選手たち(撮影・菅敏)
試合の合間に栄養補給をするロコ・ソラーレの選手たち(撮影・菅敏)
日本対韓国 ハーフタイムに水分などを補給する日本
日本対韓国 ハーフタイムに水分などを補給する日本
日本対韓国 ハーフタイムの日本のお菓子、水筒などとつまようじ(撮影・足立雅史)
日本対韓国 ハーフタイムの日本のお菓子、水筒などとつまようじ(撮影・足立雅史)

第6エンド(後攻は韓国)

1点を追う日本は先攻から後半戦をスタート。ハウス内に互いに石がたまらないクリーンな展開で進んでいく中、藤沢の最終投がセンターガードに当たるミス。この時点で韓国がNO・1を獲得する中で、「メガネ先輩」こと金ウンジョンが最後の石で冷静なドローショットを成功し、NO・1、2を獲得。4-7とした。


第7エンド(後攻は日本)

3点を追う日本は有利となる後攻。序盤から韓国が好ショットを連続してハウスに石をためていくのに対し、日本は狙いと少しズレるショットが続き好機をなかなか生み出せない。スキップ藤沢の最終投を前に韓国にNO・1~3を握られる中、藤沢の最後の石はややロールしてNO・2にとどまる。韓国に再びスチールを許し、4-8となった。


第8エンド(後攻は日本)

日本は後攻。4点リードする韓国は難しい局面を防ぐため序盤にあえて石を置かない選択をするのに対し、日本はハウス内に石をためて複数得点を狙う。「メガネ先輩」こと金ウンジョンが7投目でしっかりダブルテークアウトを決めて反撃を阻止すると、最終投でも正確無比なショットでスチールを狙う。プレッシャーのかかる場面でも藤沢は好ショットに成功しNO・1を獲得。5-8とした。

日本対韓国 第8エンド、相手に攻撃を見つめる藤沢(右奥)。左から2人目は金(撮影・菅敏)
日本対韓国 第8エンド、相手に攻撃を見つめる藤沢(右奥)。左から2人目は金(撮影・菅敏)
第8エンド、韓国の攻撃を見つめるロコ・ソラーレ(撮影・菅敏)
第8エンド、韓国の攻撃を見つめるロコ・ソラーレ(撮影・菅敏)

第9エンド(後攻は韓国)

先攻の日本。藤沢の最終投を終え、韓国にNO・1を握られる。「メガネ先輩」こと金ウンジョンは最終投で正確なドローショットを決めてスチールに成功。2点を追加し、5-10。最終Eを残し、日本が負けを認めた。

日本対韓国 勝利を喜ぶ韓国(後方)と敗れた日本(撮影・足立雅史)
日本対韓国 勝利を喜ぶ韓国(後方)と敗れた日本(撮影・足立雅史)
韓国に敗れ、健闘をたたえ合うロコ・ソラーレ(撮影・菅敏)
韓国に敗れ、健闘をたたえ合うロコ・ソラーレ(撮影・菅敏)

1次リーグの日程

北京五輪カーリング ロコ・ソラーレの1次リーグ日程
北京五輪カーリング ロコ・ソラーレの1次リーグ日程

ロコ・ソラーレのメンバー

ロコ・ソラーレのメンバー
ロコ・ソラーレのメンバー

競技説明

北京グラフィック カーリング競技説明イラスト
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ショット解説

北京グラフィック カーリングのショット解説
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◆カーリング大会形式 出場は10チーム。総当たりの1次リーグを行って、上位4チームまでが準決勝に進出する。 同リーグの勝敗で並んだ場合は、当該チーム間の勝敗数などで決める。準決勝の敗退チームは3位決定戦を行う。準決勝は18日、3位決定戦は19日、決勝は20日。18年平昌五輪ではロコ・ソラーレが日本勢初の銅メダルを獲得している。