オーストリアスキー連盟は1日、ノルディックスキー・ジャンプ女子の北京オリンピック(五輪)代表マリタ・クラマー(20)が新型コロナウイルス陽性判定のため出場できなくなったと発表した。

優勝したW杯ビリンゲン大会(ドイツ)があった1月29日の検査で陽性の反応が出たため、30日の五輪前最後の試合を欠場していた。中国入りがかなわず、同連盟は代表から外した。

クラマーは今季W杯最多6勝を挙げ個人総合で首位を独走。初出場となる北京五輪では金メダル候補だった。自身のインスタグラムで「言葉にならないし、何も感じられない。ただむなしさだけ。昨年私は五輪のための準備をしてきた。私の夢をかなえるために時間も労力もたくさん使った」と悔しい思いをつづっていた。

高梨沙羅(25=クラレ)ら日本勢はこの日、北京入り。女子は5日に行われる。