沙羅ちゃん、自分を責めないで。北京五輪ノルディックスキー・ジャンプ女子の高梨沙羅(25=クラレ)が8日、自身のインスタグラムを更新し、自らの思いをつづった。メダルを失った責任を痛感し、チームメートに謝罪した。画面は真っ黒だった。7日の混合団体の1回目にスーツの太もも回りが2センチ大きかったとしてスーツの規定違反で失格。日本は追い上げたものの4位とメダルには届かなかった。

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以下全文。

「日本チームを応援して下さっている全ての皆様

 

今回、私の男女混合団体戦での失格で日本チーム皆んなのメダルのチャンスを奪ってしまったこと、そして、今までチームを応援してくださった皆様、そこに携わり支えて下さった皆様を深く失望させる結果となってしまった事、誠に申し訳ありませんでした。

私の失格のせいで皆んなの人生を変えてしまったことは変わりようのない事実です。

謝ってもメダルは返ってくることはなく責任が取れるとも思っておりませんが

今後の私の競技に関しては考える必要があります。

それ程大変なことをしてしまった事深く反省しております。

そして、私のせいでメダルを取れなかったにも関わらず、最後の最後まで支え続けてくれた有希さん、幸椰さん、陵侑、そして日本チームのメンバーの皆さま、スタッフの皆さまには感謝してもしてきません。

こんな私を受け入れてくれて本当にありがとうございました。

この度は本当に申し訳ありませんでした。

 

高梨沙羅

 

私が言える立場ではない事は重々承知の上で言わせていただけるなら、どうかスキージャンプとゆう素晴らしい競技が混乱ではなく選手やチーム同士が純粋に喜び合える場であってほしいと心から願います」

 

○…高梨がインスタに謝罪のコメントをあげると、約1時間で6000件近くのコメントが寄せられた。「沙羅ちゃん何も悪くないですよ」「謝ることなんて全くないよ」「感動をありがとう」「笑顔で帰ってきてください」など、責任を背負い込む高梨を心配する温かい言葉があふれた。