ノルディックスキー・ジャンプ女子の高梨沙羅(25=クラレ)が20日、日本オリンピック委員会を通じて北京五輪閉幕に向けてのコメントを発表した。

「『TEAM JAPAN』を応援してくださる全ての方々を失望させる結果になりましたが、選手やチーム同士、関係者、応援してくださっているたくさんの方々が純粋に喜び合えるスキージャンプという素晴らしい競技の場に立つために、現状を鑑みて前進していきたいと考えています」と、今後へ前を向く。

3度目の五輪だった今大会は女子個人と混合団体の2種目に出場し、ともに4位だった。1回目の飛躍後にスーツ規定違反による失格があった混合団体では、男子ノーマルヒル金、ラージヒル銀の小林陵侑(25=土屋ホーム)らから励まされ、2回目の飛躍に臨んだ場面があった。「また、最後の最後まで支えて続けてくれたチームメイトとスタッフの方々、温かく優しい言葉で励ましてくれた各国・地域の選手・スタッフ、皆さんに本当に助けられました」と感謝の言葉を続けていた。

五輪後は欧州へ移動し、W杯に向けて調整している。