2大会連続銀メダルの平野歩夢(23=TOKIOインカラミ)が、1回目に大技トリプルコーク1440(斜め軸に縦3回転、横4回転)を鮮やかに決めた。

五輪史上初めて成功。ただ、その後のトリックで転倒した。33・75で9位発進となった。

 平野歩は2回目にもトリプルコークを決めて91・75で2位に浮上すると、3回目で96・00をマーク。逆転で初優勝を果たした。2位はスコット・ジェームズ(27=オーストラリア)だった。

 試合後には「夢が一つかなった。ここを取らずには終われなかった。ずっとやってきたことがここで出し切れた」と感無量の面持ちだった。夏の東京五輪スケボーとの二刀流で話題となった男が、ついに頂点にたどりついた。