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SPEED_SKATEスピードスケート

スピードスケートとは

13世紀にオランダで、冬の凍った運河で木の靴で滑ったのが始まりと言われ、1676年に同国で競技が始まったとされる。最高速度は時速60キロにも達し、機械や自然の傾斜を使わずに人間の力だけで行われる競技では最もスピードが出る競技である。

種目

男子500、1000、1500、5000、1万メートル、マススタート、団体追い抜き
女子500、1000、1500、3000、5000メートル、マススタート、団体追い抜き

競技の見どころ

500メートルと1000メートルは短距離、それ以上は中長距離と呼ばれる。日本勢は伝統的に短距離が強いが、競技の本場ともいえる北欧では長距離の人気が高く、1周のラップを正確に刻むマシンのような滑りに大歓声が起こる。かつては5冠王ハイデン(米国)や橋本聖子のような全種目に対応できる選手もいたが、選手の特性に応じて種目を絞るのが一般的。

ルール

▽個人種目
1周400メートルの楕円形のリンクを、内側と外側のレーンに分かれて2人ずつ滑走。バックストレートで内外を入れ替える。2014年ソチ五輪まではインスタート、アウトスタートの2度の合計タイムで争われていたが、前回平昌五輪から一発勝負に変わった。500メートルではインスタートの方が、最もスピードが出る最終コーナーで大きく回れるアウトコースとなるため有利とされる。内外が入れ替わるエリアに同時に進入した場合は、外側から内側に入る滑走者に優先権がある。タイムは1000分の1秒まで計測。出場者全員のタイムで優劣を決する。陸上の短距離と同様に1回のフライングで即、失格となる。

▽マススタート
1つのレーンから男女最大30人が一斉にスタートし、16周(6400メートル)で争う。1回戦は2組に分かれ、各組上位8人が決勝に進む。4周ごとに上位3人に中間ポイント(3、2、1点)が与えられ、ゴールでは1位60点、2位40点、3位20点、4位10点、5位6点、6位3点が付与される。上位3人はゴール順だが、4位以下は中間ポイントも影響してくる。転倒や接触も多く、「氷上の競輪」とも評される。18年平昌五輪から採用され、高木菜那が初代女王に輝いた。

▽団体追い抜き(チームパシュート)
2チームがリンクのホームとバックに分かれて同時スタート。3人1組でチームを組み、縦1列に並び、順番を入れ替えながら滑走する。男子8周(3200メートル)、女子6周(2400メートル)で、3人目がゴールを通過したタイムが記録となる。男女とも8チームが出場。1回戦は全体でのタイム争いで、準決勝、決勝は対戦した相手との勝ち抜き方式となる。

歴史

五輪では、1924年の第1回シャモニー大会から男子で採用。32年レークプラシッド大会で女子のデモンストレーションが行われ、60年スコーバレー大会から女子も正式種目となった。
日本勢では84年サラエボ大会の男子500メートルで北沢欣浩が日本人初メダルとなる銀メダルを獲得。92年アルベールビル大会の女子1500メートルでは橋本聖子が日本女子初の銅メダルを手にした。98年長野大会男子500メートルで清水宏保が日本史上初の金メダルに輝き、2018年平昌大会では3つの金メダルを獲得するなど、これまで男女合わせて21個のメダルを獲得している。



SCHEDULE競技日程

競技 2022年2月
2 3 4 5 6 7 8 9 10 11 12 13 14 15 16 17 18 19 20
開会式、閉会式                 
フィギュアスケート       
アイスホッケー 
アルペンスキー        
カーリング
スキー距離         
ショートトラック             
スキージャンプ             
スケルトン                
スノーボード         
スピードスケート       
ノルディック複合                
バイアスロン         
フリースタイルスキー     
ボブスレー             
リュージュ             

※■は予選、はメダル確定日






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