女子500メートルのメダル授与式が14日、北京市内で行われ、高木美帆(27=日体大職)が銀メダルを手にした。1500メートルに続く銀だが「同じ銀でも自分の気持ちがこんなに違うんだなと感じた」。本職ではない500メートルで37秒12と、自己ベストを0秒10更新した。「もう1回滑ってと言われてもできないぐらいのレースだった。素直に喜べる」と笑顔を見せた。

15日は連覇のかかる団体追い抜きがある。この日、ヨハン・デビッド・ヘッドコーチは「明日は美帆、菜那、綾乃で行く」と断言。高木美、姉の高木菜那(29=日本電産サンキョー)、佐藤綾乃(25=ANA)と18年平昌五輪の金メダルメンバーで挑むことが決まった。

3人で隊列を組みリンクを6周して争う。空気抵抗の大きい先頭選手の交代も1回戦と同じ作戦。エース高木美が1周と4分の3、佐藤が1周、高木菜が1周と2分の1で、最後に再び高木美が1周と4分の3で先頭を務める。大役を担う高木美は「すぐに帰って準備したい。体力勝負にもなってくるのでしっかり備えたい」と話した。

一時は団体追い抜きへの影響を考え、500メートルへの出場を迷うこともあった。結果的に銀メダルを獲得したことで「最後まで挑戦して良かった。プラスの気持ちになれた」。1500メートルに続く500メートルの銀で通算5個目のメダルとなり、夏季五輪の柔道の谷亮子に並び、日本女子最多となった。連覇を狙う団体追い抜きはもちろん、17日の1000メートルにもメダルの期待がかかる。まずは勢いのまま、団体で通算6個目のメダルを得て、夏冬通じて日本女子最多保持者になる。【三須一紀】