各競技場では連日激しいメダル争いが繰り広げられているが、選手村の中では「おみやげ争奪戦」も熱いようだ。スノーボード男子の浜田海人(ムラサキスポーツ北海道)は、開店45分前から公式グッズショップに並び、公式マスコットのパンダ「ビンドゥンドゥン」のぬいぐるみをゲットしたという。

選手村同様、いや、おそらくそれ以上に長蛇の列ができていると思われるのが、メイン・メディア・センターの公式グッズショップだ。感染症対策のため店舗内の入場上限が20人に設定されていることもあり、最後尾から先頭の位置が把握できないほどの大行列。長期戦を見越し、休憩エリアの椅子を拝借して行列に加わっているツワモノも見られる。

16日午前11時ごろに先頭付近にいた購入予定者は、「たっぷり2時間以上は並んでいる」。長らく待ち続けた疲労感と、お目当てのグッズをまもなく手にできる高揚感が入り交じった表情で教えてくれた。

人気の「ビンドゥンドゥン」グッズは一部がすでに完売し、残るいくつかのアイテムも品薄のため1人1つまでの購入制限がかかっている。記者も東京で待つ6歳の愛娘におみやげを用意できればと思っていたが、その道のりは遠そうだ。【奥岡幹浩】