1月下旬の冬季Xゲームで2連覇した荻原大翔(20=TOKIOインカラミ)が、予選1位通過しながら12人が出場した決勝でまさかの最下位に終わった。
「いつも100かゼロか、というところがあるが、ゼロが出てしまった。ビッグエアで(金メダルを)逃してしまったので、スロープスタイルで優勝したい」
淡々と振り返った荻原はこの日、3回全て着地に失敗。世界で初めて横6回転半に成功するなど、周囲の期待値も高かっただけに無念の結果だ。
2017年にプロデビューし、国内大会で頭角を出した。まだ10代ながら、21、22年には国際大会2連勝。その後のスイスで行われたイベントでは世界初となるバックサイドクイントコーク2160(縦5回転、横6回転)を成功。前人未到のトリックで「6回転時代の幕開け」として世界に衝撃を与えた。
昨年に初参戦した冬季Xゲームでは史上初となる6回転半で優勝。昨年12月のW杯ビッグエア最終第3戦でも優勝し、初の五輪代表入りを決めていた。
◆荻原大翔(おぎわら・ひろと)2005年(平17)7月19日、茨城県生まれ。9歳で横3回転技を習得するなど父との二人三脚で成長。25年冬季Xゲームでは、横6回転半技を世界初成功させて震撼(しんかん)させた。同学年の長谷川帝勝(TOKIOインカラミ)は親友かつ「最悪に強すぎるライバル」。162センチ。

