女子走り幅跳び(切断などT44)はリオデジャネイロ・パラリンピック4位入賞の中西麻耶(32=うちのう整形外科)が5メートル35の好記録で優勝した。

 4月中旬に左ふくらはぎの肉離れを起こして全治6週間と診断された。約1カ月は義足がはけない状態で、十分な調整ができなかったが、自身の持つアジア記録5メートル51には及ばなかったものの、昨年のリオの5メートル42に迫る記録で復活を印象づけた。

 本格的なジャンプ練習は6月に入ってから。調整不足のまま大会に臨んだが、「踏み切りの練習をしていなかった。その段階ではいいジャンプができた。(世界選手権まで)あと1カ月で5メートル70が跳べるようにしたい」と復調への手応えを感じていた。