パラ水泳界のアイドル2人が、世界選手権の個人代表を逃した。

一ノ瀬メイ(21=近大)は2日の200メートル個人メドレーに続き、この日は100メートルの自由形とバタフライに出場したが、派遣標準記録を突破できず。池あいり(20=日体大)も2日の200メートル個人メドレー、この日の10メートルバタフライで標準記録を上回れなかった。

一ノ瀬は最終種目のバタフライを終えるとプールサイドにしゃがみ込んで泣きじゃくった。「(標準を)切れると思っていた。タッチも合わせられなかった」と言葉少な。池は「もっと実力をつけなければ…。100%の力でタイムを狙うのではなく、自己ベストでなくての標準記録を切れるようにしないといけない」と巻き返しを誓った。

一ノ瀬は今春に近大を卒業するが、職員として大学に残り、オーストラリアを拠点にトレーニングを積むという。