6位から出た山下美夢有(23=加賀電子)が、首位と2打差の3位タイに順位を上げて、最終日に臨むことになった。首位を5打差追って出て、4バーディー、ボギーなしの68と4つ伸ばして回り、通算7アンダー、209。9アンダーで並んだ首位のリディア・コ(ニュージーランド)、モーガン・メトロー(スイス)と2打差で、ローズ・チャン(米国)と並んだ。5位に6アンダーのアタヤ・ティティクル(タイ)が続く。金メダルを狙える位置から、最終日に臨むことになった。

同組の地元フランス、セリーヌ・ブティエへの大歓声に包まれながら、最終組の2組前でスタートした。3番パー5でバーディーを先行。第2打をピンまで25ヤードのグリーン奥につけると、第3打のアプローチをウエッジで90センチに寄せて難なく伸ばした。折り返しの9番パー5は、第3打を2・5メートルのチャンスにつけたが、バーディーパットはカップに蹴られてパーとした。

後半最初の10番パー4で2つ目のバーディーを奪った。ピンまで96ヤードの第2打は、カップをかすめて1メートルへ。これを決めて伸ばした。15番パー4では7メートルのパットを沈めて3つ目のバーディー。最終18番パー5は、ティーショットを深い右ラフに入れたが、第3打を2・5メートルのチャンスにつけた。これを決めてバーディー締め。最終日に勢いをつける形で18ホールを終えた。

ホールアウト後は「今日もショットが安定していて、バックナインでしっかり、決めたいパットを決めきることができたのでよかったなと思います」と、第1、2ラウンドから好調のショットへの手応えを口にした。グリーン上も「けっこういい距離のバーディーパットが入ってくれたり、いい流れでラウンドすることができた」と、かみ合っている。女子では21年東京五輪で稲見萌寧が銀メダルを獲得し、男子では今大会で松山英樹が銅メダル。それを上回る、金メダルを狙える位置からの最終日に向けて「最後、しっかり、1打でも伸ばせるように頑張りたいなと思います」と、力を込めて話した。