3月1日号砲の東京マラソン有力選手会見が28日、都内で行われた。

前日本記録2時間6分11秒を持つ設楽悠太(28=ホンダ)は、目標タイムを自己ベストよりも1秒速い2時間6分10秒とした。目標タイムの質問について「自分にとっては一番難しい質問で、あまりタイムは気にしないで走るタイムなので。最低でもこのタイム(自己ベスト)を超えられるように」とした。

五輪代表争いは残り1枠。現時点で、昨秋の「マラソン・グランドチャンピオンシップ(MGC)」で3位に入った大迫傑が3枠目の候補となっている。ただ今大会で大迫が持つ日本記録2時間5分50秒を上回る選手が出れば、その選手が3枠目の候補になる。

設楽悠は、日本新について「日本記録を更新しないと話にならない」としている。その上で1月下旬には2時間4分台が出なければ、五輪代表を辞退する考えを表明している。

なお日本記録を出した選手には日本実業団連合から1億円のボーナスが出る。