日本陸連は31日、日本選手権50キロ競歩(12日、石川)の中止を発表した。新型コロナウイルス感染拡大に伴う措置。五輪代表選考を兼ねていたが、これから代替案を検討する。

麻場強化委員長は「一番大事なのは国民の生命、安心、安全」と説明。また競歩で代表に内定した選手について「権利は維持したい。(確定の)プロセスの途中だが、方針は変わらない」。

30日には東京五輪の7・23開幕が決定。麻場委員長は「早く決めてもらえてよかった」と歓迎。一般種目の代表選考について「選考のプロセスは変えたくない。来年のスケジュールは今年に準じて組めると思う」。一方で、代表選考を兼ねていた日本選手権(6月、大阪)は私見として「来年(五輪)の選考は外さざるをえないと思う」とした。