男子100メートル決勝で多田修平(24=住友電工)が10秒15をマークして優勝、3位山県とともに五輪内定となった。

25日の準決勝では山県亮太が、全体トップの10秒16をマークしていた。16年リオデジャネイロ五輪400メートルリレー銀メダルのケンブリッジ飛鳥が敗退して、サニブラウンは組の2着に入れず、タイム順で救われて決勝に滑り込むハイレベルな争いとなっていた。山県亮太(9秒95)、サニブラウン(9秒97)、桐生祥秀(9秒98)、小池祐貴(9秒98)の4人の9秒台選手に、自己記録10秒01の多田修平が加わって、史上最高レベルの決勝となっていた。

 

<男子100メートルの五輪代表の選考基準>山県、サニブラウン、桐生、小池、多田の5選手は既に東京五輪の参加標準記録(10秒05)をクリアしており、「3位以内」で代表に決まる。東田、デーデー、柳田の3選手が代表に入るには「10秒05」を突破した上で「3位以内」が求められていた。東田、デーデー、柳田が10秒05に届かずに3位以内に入った場合は、参加標準記録を突破している5選手の中から上位順で代表は決まる。