東京オリンピック(五輪)に出場する女子ソフトボール、オーストラリア代表チーム29人が1日、来日し、事前合宿を行う群馬県太田市のホテルに到着した。

午後1時25分ごろ、選手やスタッフを乗せたバスがホテルに到着。ホテルや市の職員に迎えられ、笑顔を見せた。新型コロナウイルスの感染対策もあり、短時間のフォトセッションのみで、選手団はホテルに入った。チームの代表ロバート・ハーロウ監督は、太田市に感謝し「太田市と日本の皆さんを尊重し、適用される規則にのっとり、ただただ練習に集中するつもりです」と市の広報を通じてコメントを寄せた。

代表チームは、千葉で行われた世界選手権の事前合宿で18年7月、初めて太田市に訪れた。当時市の球場設営に携わった、女子ソフトボールチーム「リブラ太田」の関根千春前監督兼選手(41)は「気さくに話してくださったのが思い出。頑張っていただきたい」とエールを送った。写真を撮るなどして交流したステイシー・ポーター内野手の活躍を期待した。市は6日から行われる練習試合を、人数制限を設けて観客を入れる方針で進めている。関根さんは太田女子高ソフトボール部で指導を行っており、「コロナ禍で交流が難しいですが、めったにない機会なので、子どもたちにも体感してもらいたいです」と話した。【沢田直人】