フランスのオリンピック(五輪)代表シルバン・リポル監督は、21日の東京五輪抽選会で日本と同じA組に入ったことで警戒心を表明した。

22日付の同国レキップ紙が報じたもので、リポル監督は「日本の成長は知られている。彼らはユースの大会で常連だ。そして開催国の盛り上がりが加わる」とコメント。開催国の優位性を含め、安易に勝利を計算できる相手ではないことを強調した。

抽選でフランスは日本、メキシコ、南アフリカと同組に入った。同監督は「レベルの高いグループだ。なぜならメキシコには、12年ロンドン五輪で優勝した後も確実な(成長の)根拠がある。南アフリカも、また用心しなければならない」と付け加えた。

フランスは、7月22日にメキシコと第1戦を行い、南アフリカと25日に、日本とは28日に対戦する。97年1月1日以降生まれの18人の選手リストは、6月初旬に発表される見込み。五輪は18人中3人のオーバーエージを含めることが可能だ。(松本愛香通信員)