東京オリンピック(五輪)のサッカーで各代表チームの選手登録数を18人から22人に拡大することになった。新型コロナウイルスの影響でチームの負担を考慮したとみられる。

日本協会には6月30日に国際サッカー連盟(FIFA)から連絡があった。日本五輪代表は18人に加え、GK鈴木彩艶(18=浦和)DF町田浩樹(23=鹿島)DF瀬古歩夢(21=C大阪)FW林大地(24=鳥栖)がバックアップメンバーに入っており、この4人が登録されることになる。

森保一監督はオンラインで取材対応し、「日本にとってもいい条件」と前向きに話した。大会が過密日程であること、厳しい暑さが予想されることなどを挙げ「けがのリスクも少なくなる。選手ファーストという観点でも、いいと思う」と話した。また「バックアップメンバーという言葉も引っかかっていた。22人で戦うんだということを、ルールとしても選手に感じてもらえる」と歓迎した。

試合ごとに22人から18人が選ばれてベンチ入りする。日本協会の反町康治技術委員長は「東京五輪だけの例外措置として概要が変わった」と説明した。4選手にとっては思わぬチャンスが訪れた。【岡崎悠利】