千葉市内で合宿中のなでしこジャパン(サッカー女子日本代表)で、最年少のMF木下桃香(18)が3日、オンライン取材に応じた。東京五輪のバックアップ要員として合宿に参加していたが、登録枠が4人増えたことでメンバーに昇格した。「聞いたときはびっくりした。立場は変わっても自分の中で大きく変わることはないので、ブレずにやっていきたい」と落ち着いて話した。

96年アトランタ五輪に17歳で出場した澤穂希さんに次ぐ、日本人史上2番目の若さで五輪メンバーとなった。慶大環境情報学部の1年生で、合宿の合間を縫ってオンライン授業に出席しているという。若さに注目が集まるが、「11年にW杯で優勝したときは、ぶちさん(岩渕)が今の自分と同じ年齢だった。自分も少しでもチャンスがあるならつかんでいきたい」と、偉大な先人たちの背中を追いかける。