野中生萌は準優勝だった。予選と準決勝ともに全完登だったが、決勝は4課題のうち2課題完登で、森秋彩にあと1歩及ばなかった。

半年後に迫る東京オリンピック(五輪)を見据えて、1、2月は「フィジカル強化月間」と決め、疲労度のある状態で今大会に臨んだ。「登れない課題もあったが、成長を感じた。これまでの筋力トレーニングは間違いでないと実感した」と、結果以上に五輪への調整が順調であることを強調した。