JOCの山下泰裕会長は20日、聖火到着式の行われた自衛隊松島基地で「今は安心安全な大会の開催に向けてみんなで力を尽くしている時」と、東京オリンピック(五輪)の通常開催を目指す姿勢を強調した。19日にはIOCとアジア各国五輪委員会(NOC)のテレビ会議に出席。「協力しながらやっていこうと確認した」と話した。

JOC理事の中からも延期を求める声が出始めていることについても「さまざまな意見があることは理解しているし、そういった考えも当然だと思う」と話しながらも「みんなで力を尽くしていこうという時に、そういう発言は極めて残念」と困惑気味だった。