レスリング東京五輪アジア予選(カザフスタン)の最終日、男子フリースタイルの当日計量で57キロ級の樋口黎(25=ミキハウス)が体重オーバーで失格した。

リオデジャネイロ五輪銀メダリスト。この大会で上位2人に入れば東京五輪の代表に決まっていた。

西口茂樹強化本部長は「今朝ホテルから計量会場に行くときには、まだ余裕のある雰囲気だった。でも計量会場に着いたら250グラムオーバー。規定の30分以内に頑張って落としたけど、あと50グラムが落ちなかった。こちらのサポート不足もあった。本当に申し訳ない」と述べた。

4月からはミキハウスに入社。「数多くのトップアスリートが集まるミキハウスの一員になることができ、とてもうれしく思います。コロナ禍で先の見えない苦しい状況が続きますが、サポートしてくださる会社や応援してくださる皆様への感謝を忘れず、そして自身の夢のためにも東京五輪での金メダル獲得を目指しまい進してまいります」とコメントを寄せていた。

日本の57キロ級での出場枠獲得は5月の世界最終予選(ブルガリア)に持ち越される。