ソフト風間球打「何を思われてもいい。堂々とやっていきたいんです」/連載〈14〉

ソフトバンクの風間球打(きゅうた)投手(19)は、未来のエース候補と期待される最速157キロ右腕です。秋田のノースアジア大明桜から21年ドラフト1位で入団。プロでは故障に泣かされていますが、同じ東北の高校出身のロッテ佐々木朗希投手(21)を目標に、自分自身と格闘中です。夏の甲子園を沸かせ、王球団会長もほれる19歳の現在地と本音に迫りました。

プロ野球

◆風間球打(かざま・きゅうた)2003年(平15)10月11日生まれ、山梨県甲州市出身。野球は奥野田小1年で始め、3年から投手。塩山中時代は笛吹ボーイズでプレー。ノースアジア大明桜では1年春からベンチ入り。3年夏の秋田大会準々決勝の秋田戦で、最速157キロをマークし、そのまま秋田の頂点に導いた。1回戦の帯広農(北北海道)戦で2失点完投し、同校32年ぶりの甲子園勝利に貢献。2回戦で明徳義塾(高知)に敗れた。家族は両親と長男球道(きゅうどう)さん、次男球星(きゅうせい)さん、四男球志良(きゅうしろう)さん。ソフトバンクでも背番号1。184センチ、92キロ。右投げ左打ち。今季推定年俸は1080万円。

右肘痛→腰椎分離症からリハビリ

夏の甲子園を沸かせたソフトバンクのドラフト1位右腕が、人知れず苦しんでいた。今年がノースアジア大明桜から入団2年目だ。

風間今年の3月に腰椎分離症を発症してしまいました。ほぼ治っていますが、今はリハビリ組です。

投内連係を行う風間球打を見つめる藤本博史監督(右端)=2022年1月

投内連係を行う風間球打を見つめる藤本博史監督(右端)=2022年1月

最速157キロを誇り、王球団会長が素材にほれ込んだ未来のエース候補。だがプロでは、その剛球はベールに包まれたまま。焦りと故障は無縁ではなかった。

風間試合で投げたい気持ちがあったので、最初は腰の痛みを我慢しながら投げていました。「どうにかしよう」「ごまかせるかな」「投げてるうちに治るかな」と…。でもカバーできないくらいの痛みがきてしまって。投球にも影響が出るようになってしまった。

昨年のルーキーイヤーは右肘痛を発症。公式戦登板はなしに終わった。

本文残り60% (1246文字/2091文字)